次なる大舞台である2027年FIBAバスケットボール・ワールドカップ(カタール開催)に向け、トム・ホーバスヘッドコーチの頭の中には明確なグランドデザインが存在する。世界の強豪国は年々サイズアップを進めており、インサイドの攻防はこれまで以上に過酷を極めることが予想される。
ホーバス体制における強化戦略の真髄は、戦術の多様化と層の厚さだ。ホーキンソンに頼り切る体制からの脱却を図り、試合展開や相手のミスマッチに応じて柔軟に帰化選手を使い分けられるマルチなロースター構築を推し進めている。代表キャンプでの厳しい競争を通じて、日本固有の「速さと精度」にフィジカルな強さを高次元で融合させる作業が、着々と進められているのだ。