中国が「にーに」と呼ばれるようになった元ネタと由来には、原作コミックス第1巻およびアニメ第1期で描かれた決定的な名エピソードが存在します。
かつて東アジアの原野で、まだ幼く小さかった日本(本田菊)を発見した中国は、日本を実の弟のように可愛がり、文字や文化、稲作などを熱心に教え込みました。その際、中国は日本に対して「自分を兄貴(お兄ちゃん)と呼ぶある!」「にーにと呼ぶよろし!」と、執拗に兄としての認知を求めたのです。
中国語で兄を意味する親称「哥哥(gēge / グーグ)」や、日本の方言(沖縄など)で兄を指す「にーにー」のニュアンスが融合し、作中で中国自らが「兄」を主張した印象的なセリフが、ファンの間で愛称として定着しました。
しかし、成長した日本は次第に自我を確立し、頑なに中国を「兄」とは呼ばなくなります。中国がどんなに「お兄ちゃんと呼びなよ」と迫っても、日本は一貫して「中国さん」と丁寧な敬語と一定の距離感で接し続ける——この「兄になりたがる中国と、それを冷静にかわす日本」という哀愁漂う構図が、ファンダム全体に「にーに」という呼び名を深く浸透させる決定打となりました。