音楽ジャーナリズムの視点から、どのようなリスナーが韓国トロットに心奪われ、逆にどのようなタイプのリスナーには合わないのか、その判断基準を整理します。
▼ トロットに強くハマる人の特徴
- 圧倒的な歌唱力・声量を体感したい人:マイクが割れんばかりの声圧、繊細なファルセットから力強い地声へのダイナミックレンジに快感を覚えるタイプ。
- 前向きなエネルギーやカタルシスを求める人:日頃のストレスや鬱屈を、底抜けに明るいアップテンポなリズムと祝祭感で吹き飛ばしたいタイプ。
- 昭和歌謡や70〜80年代ポップスの歌メロが好きな人:歌い出しからサビまでのコード進行が明快で、一緒に口ずさみたくなるドラマチックなメロディラインを愛するタイプ。
▼ 慎重に聴くべき人(好みが分かれるタイプ)
- 内省的で静謐なアコースティック音楽を好む人:日本の伝統的な演歌特有の「行間を読む侘び寂び」や、ウィスパーボイスによる繊細な表現のみを求める場合、トロットの直情的な音圧を過剰(クドい)と感じる可能性があります。
- 過剰な装飾音やビブラートが苦手な人:「コックィ」と呼ばれる独特のしゃくり上げや音の屈折技法に慣れるまでは、やや劇画調の歌唱に聴こえることがあります。