単語を丸暗記しようとすると挫折しやすいが、文字の成り立ちを知れば記憶の定着率は跳ね上がる。15世紀に世宗大王によって創製されたハングルは、人体の発声器官の形を模して作られた極めて論理的な文字体系だ。
「화요일」の先頭にある「화(ファ/ホワ)」を解剖してみよう。喉の奥から息を吹き出す子音「ㅎ(ヒウッ)」に、口をすぼめて前に突き出す二重母音「ㅘ(ワ/ファ)」が組み合わさっている。つまり、火が燃え上がるような勢いのある呼気を伴う構造になっているのだ。
続く「요(ヨ)」と「일(イル)」は、曜日を表す共通パーツ「〜요일(〜曜日)」を構成する。語末の「ㄹ(リウル)」パッチムは、英語の「L」に近く、舌先を上の前歯の裏(歯茎)にペタッと密着させて音を止める。音を伸ばして「ルー」と母音を足してしまう日本語の癖を捨て、舌を弾かずに密着させた瞬間で息を止める感覚を掴むことが決定的な差を生む。