豪壮華麗な装飾と精緻な彫刻。霧島神宮本殿・幣殿・拝殿(国宝)の前に立つと、建築そのものが放つ圧倒的な存在感に息をのむ。主祭神として祀られているのは、天孫降臨の主人公である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)だ。国家安泰や五穀豊穣はもちろん、新たな道を切り拓く「事始め・開運」の神として絶大な信仰を集めている。
この重厚な信仰の歴史が、そのまま授与品の一つひとつに吹き込まれている。単なる記念品ではない。神職の手によって祈祷が重ねられた神札や守札は、拝殿で感じる神聖な気配を持ち帰るための依り代なのだ。パワースポット・観光業の盛り上がりとともに多くの人が訪れる現在も、その本質的な厳格さは微塵も揺らいでいない。