下関市は歴史的に九州との結びつきが極めて強い。通勤・通学だけでなく、流通や観光の面でも北九州市との双子都市としての性格を帯びてきた。しかし、金融の面では山口県内に本拠を置く地銀の絶対的なシェアが長年続いていたのも事実だ。
変化の引き金となったのは、近年の物流・水産業界における大規模な構造転換だ。2026年現在の厳しい人手不足と燃料高騰を受け、関門海峡を挟んだ物流拠点の統合や効率化が急ピッチで進んでいる。こうした広域にわたる事業再編に対して、福岡に強固な基盤を持つ西日本シティ銀行のスピード感溢れる資金供給能力が、下関の事業者のニーズと合致した。