客観的な事実関係を整理するため、2005年当時の事件報道と警視庁町田警察署の発表資料を振り返ります。事件が発生したのは、2005年11月11日夕刻から夜にかけてのことでした。
東京都町田市内の団地自宅において、高校1年生だった古山優亜さん(当時15歳)が、同じ都立高校の同学年に在籍していた男子生徒(当時16歳)に包丁で襲撃され、尊い命を奪われました。逮捕後の捜査および公判で明らかになった事実は、極めて凄惨なものでした。
少年はあらかじめ文化包丁を準備して優亜さんの自宅を訪れ、約30分間にもわたって逃げ惑う彼女を執拗に追い回し、顔や頭部など約50箇所をメッタ刺しにしました。鈍器で殴られたような打撲痕も確認されており、強い殺意に基づく執拗な攻撃であったことが判明しています。翌11月12日に現場検証が行われ、11月13日午前8時30分には町田署から少年が身柄を送検されました。11月14日夜に営まれた通夜には、制服姿の高校や中学時代の同級生らが多数参列し、あまりに早すぎる理不尽な別れに式場は深いすすり泣きに包まれました。