英語の発音規範を語る上で欠かせない歴史がある。20世紀初頭、国際音声学会の発展を支えた近代音声学の巨匠ダニエル・ジョーンズは、標準イギリス英語(RP)の正確な発音体系を精緻に記録した。彼の手掛けた発音辞典の伝統は、現在もケンブリッジ大学出版局をはじめとする世界的出版機関に脈々と受け継がれている。
彼らが定義した基準において、「genuine」の語尾は常に弱化された短母音として扱われてきた。時代が移り変わっても、基本となる音の骨格は変わらない。辞書に刻まれた伝統的な音のルールを知ることは、単なる丸暗記を超えた本物の語学力を養う確かな土台となる。