生の英語で「genuine」がどのように使われ、発音されているかを確認するには、映画の名シーンを観察するのが極めて効果的だ。アカデミー賞脚本賞を受賞した名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』において、ロビン・ウィリアムズ演じる心理学者ショーンと、マット・デイモン演じる天才青年ウィルの対話シーンはその最高の教材となる。
劇中、ショーンが亡き妻との出会いを語る際、「She knew all my little peccadilloes... standard deviation from the norm. But she was genuine.」という象徴的な台詞が登場する。ここで聴くことができる発音は、感情がこもった自然な会話スピードの中で、語尾が極めて軽く、流れるように弱化している。スクリーンの中で語られるリアルな「genuine」は、机上のカタカナ英語がいかに実生活からかけ離れているかを雄弁に物語っている。