ブラックチェリーの最大の特徴であり、醍醐味とも言えるのが「劇的な経年変化」です。一般的な木材の多くは数十年単位でゆっくり色合いを変えていきますが、ブラックチェリーの変色スピードは極めて速く、施工直後からわずか数ヶ月から1年の間に最も大きな変化が訪れます。
【施工直後(引き渡し時)】
削り出されたばかりの木肌は、淡い桜色やサーモンピンクを帯びた明るい色合いです。木目も柔らかく、北欧テイストやナチュラルテイストに馴染みやすいフレッシュなトーンを見せています。
【1年後】
空気中の酸素や光(紫外線)の影響を受け、木材内部に含まれるポリフェノールが酸化。淡いピンクから一気に艶やかな赤褐色へと変貌します。木肌には天然のワックス成分が染み出し、まるでオイルフィニッシュを施したかのような深みと光沢が宿ります。
【5年後】
色の変化スピードは緩やかになり、落ち着きのある重厚な琥珀色(アンバー・リッチマホガニー調)へと熟成します。使い込まれたヴィンテージ家具のような風格が漂い、家族の歴史とともに床が味わいを深めていく過程を実感できる段階に達します。