一斉補導で警察車両に乗せられた少年少女たちは、新宿警察署や少年センターへと搬送されます。その後の手続きは主に以下のステップで進行します。
まず行われるのが、所持品検査と身元確認、詳細な事情聴取です。薬物の所持や売春・恐喝などの犯罪に関与していないか、事件被害に遭っていないかが厳しく確認されます。
身元が特定された段階で、原則として必ず保護者へ連絡が入ります。「親にだけは連絡しないでほしい」と懇願する未成年は極めて多いものの、未成年保護の観点から親族への引き渡しが原則です。深夜であっても保護者が警察署まで呼び出され、厳重注意と生活指導のうえで身柄が引き渡されます。
ただし、家庭内暴力(DV)や虐待、ネグレクトが確認された場合や、保護者が迎えを拒否したケースでは即座に児童相談所へ通告され、一時保護所への収容手続きが取られます。しかし、一時保護所や実家から抜け出し、数日後には再び歌舞伎町へと舞い戻ってしまう若者も後を絶たず、再非行や再補導のループをいかに断ち切るかが行政上の大きな障壁となっています。