主役が太陽なら、脇役は月であり夜空そのものだ。夜空が深く澄み渡っていなければ、星々が煌めくことはできない。尾上松助が全生涯を捧げて体現したのは、舞台という総合芸術を極限まで引き上げる名脇役の崇高なプライドだった。
彼が残した圧巻の舞台記録と、次代へと託された芸の火種は、今も消えることなく燃え盛っている。観る者の心を震わせる本当の芸とは何か。時代がどれほど移り変わろうとも、松助が刻んだいぶし銀の輝きは、舞台の深淵を照らし続ける不滅の道標として生き続けている。 (出典: 尾上 松助(Yahoo!ニュース))
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