インターネット上の口コミや受験生の評判を紐解くと、校風の自由さやイベントの熱気に対する肯定的な声が多く目につく。模試データに基づく偏差値は40年代後半から50前後に位置しており、標準的な学力をそなえた生徒が集まる中堅校として定着している。だが、数値以上に注目すべきは入学後の学力伸び率だ。
近年、東京都立葛飾野高等学校では現役での進学を目指すカリキュラムが一段と整備されてきた。中堅私立大学を中心に指定校推薦の枠組みを活用しつつ、総合型選抜への対応力も強化。高等教育の場へ羽ばたく生徒の割合は年々着実に増えている。早朝や放課後の補習体制の充実に加え、自習室の開放など学習環境の整備が実を結び始めている格好だ。