現場取材やユーザーの口コミ検証から見えてくるのは、スペック上の「作業高さ」だけを見て機材を選び、現場で稼働不能に陥るトラブルです。
代表的な失敗事例として、「アウトリガー(転倒防止用張り出し脚)の設置スペース不足」が挙げられます。トラック式高所作業車は、作業前に車体左右へアウトリガーを大きく張り出す必要があります。道路幅が狭い住宅街や隣家との境界が近い敷地では、アウトリガーを規定幅まで拡張できず、安全装置が働いてブームが旋回・伸長しないという事態が頻発しています。
また、高所作業車の当日レンタルを希望するケースも見受けられますが、大型特殊車両や特定機材は事前の点検整備(特定自主検査)と配送手配が必要となるため、即日対応は極めて困難です。最低でも作業日の3〜5営業日前には予約を確定させるのが業界の実務標準です。