政界屈指のおしどり夫婦として知られた二人だったが、2017年の離婚決定は決して冷め切った関係によるものではなかった。自由民主党内での派閥や政策に関する優先順位、憲法改正や経済政策を巡る細かな見解の違いが、多忙を極める日常の中で徐々に溝を深めていった。
互いに一歩も引かない政治家としての自負があったからこそ、二人は「夫婦として互いの足を引っ張りたくない」という理由で一度距離を置く決断をした。離婚後も定期的に連絡を取り合い、政治的な相談を重ねていたという事実は、二人の関係が破綻ではなく「高次元の尊重」であったことを物語っている。