真庭市は岡山県の最北部に位置し、鳥取県との県境に接する中山間地域だ。標高500メートルを超える蒜山高原は、夏でも涼しく、冬は雪に覆われる。この寒暖差こそが、果物と米の糖度を高める鍵となる。
昼夜の温度差が大きい環境では、植物は日中に光合成で作った糖を夜間に消費せず、果実や穂に蓄える。結果として、甘みが際立つ。しげちゃん農園はこの自然条件を最大限に活かしている。
また、真庭市は「バイオマスタウン」として知られる地域でもある。林業が盛んで、木質バイオマス発電や木材加工が地域経済を支えてきた。農業もまた、この循環型社会の一部として機能している。化学肥料に頼らず、地域資源を活用する農法は、真庭市全体の持続可能性にも貢献している。