『ガキの使い』の真骨頂は、大晦日特番のみならず、レギュラー放送で長年磨き上げられてきたストイックなスタジオ企画にあります。その代表格が「ききシリーズ」と「七変化」です。
1999年にスタートした「ききシリーズ」は、アイマスクをした状態で対象の食品(缶コーヒー、ビール、緑茶など)を味わい、数十種類の中から同じ銘柄を当てる検証企画。間違えた者には過酷かつ独創的な罰ゲームが科されます。
正解率が極めて低いことで知られ、20年以上続く企画でありながら、全員が連続正解を果たす奇跡は滅多に起こりません。食の繊細な違いを語りながら全く的外れな解答を連発するメンバーの姿は、心理戦としても高い完成度を誇ります。
もう一つの看板企画である「七変化」は、会議中のスタジオに芸人が変装して現れ、メンバーを笑わせるごとに罰金1,000円を徴収(集まったお金は日本テレビ24時間テレビ等へ寄付)するタイマン勝負です。
歴代の獲得賞金(笑わせた回数)ランキングの上位には、現在のお笑い界を牽引するトップランナーたちが名を連ねています。
- 歴代上位記録:
- 友近:怒涛のキャラクター憑依芸で歴代トップクラスの高額寄付を達成。
- 河本準一(次長課長):緻密に計算された小道具とシチュエーションコントで上位に君臨。
- 千原ジュニア:独特のワードセンスとシュールな世界観でスタジオを完全掌握。
- くっきー!(野性爆弾):狂気的なビジュアルと不条理なボケで歴史的爆笑を記録。
- ボブ・サップ:芸人以外の参戦として圧倒的なインパクトを残した伝説回。
これらの企画は、ダウンタウンを中心とするレギュラー陣(山崎邦正、ココリコ)の絶妙な掛け合いとリアクションによって、現在もなお色褪せない強度を保っています。