彼が出演した過去の作品には、日本映画史において高い評価を受けたインディペンデント映画や名作が数多く含まれている。事件直後、多くの配信プラットフォームやテレビ局は彼の出演作を一斉に自粛・配信停止とした。しかし、年月の経過とともに「共演者や制作スタッフの血汗が詰まった作品全体を、一人の罪によって永遠に葬り去ってよいのか」という批判がクリエイター側から上がり始めている。
一部のミニシアターでは、限定的なリバイバル上映や特別企画において彼の過去出演作が上映されるケースも出てきた。そこには、映画を「出演者個人の私物」ではなく「集団的芸術」として保存・鑑賞すべきだという映画人のこだわりと、配慮の狭間での葛藤が存在する。