産業都市のイメージが強いこの地域だが、実は古典文学ファンを惹きつけてやまない深い歴史の層を持っている。古くから伝わる「かぐや姫」の伝承は、一般的な竹取物語とは異なり、最後は月ではなく富士山へ登って姿を消すという独自の結末を辿ることで知られている。
駅から少し足を延ばせば、姫ゆかりの史跡や竹林が静かに佇む公園があり、歴史のロマンに浸ることができる。古くからの街道筋としての歴史も色濃く残っており、旧東海道の宿場町の名残を感じさせる街並みを歩けば、かつてこの地を行き交った旅人たちのざわめきが聞こえてきそうだ。