交通インフラの連携も見逃せない。JR御殿場線は、かつて運行本数の少なさや二次交通へのアクセス面で課題が指摘されることも多かった。しかし現在は、ウーブン・シティや周辺の主要施設を結ぶ自動運転電気バスやオンデマンド型モビリティとの接続が極めてスムーズに行われている。
駅の東口・西口双方に設置されたマルチモビリティ・ステーションには、シェア型の電動キックボードや超小型EVが整然と並ぶ。スマホアプリ一つで鉄道の乗車券確認から二次交通の予約・決済までがシームレスに完結するMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の仕組みは、すでに実験段階を過ぎ、市民の日常生活に完全に溶け込んでいる。「電車を降りてからの移動ストレス」が激減したことで、沼津や御殿場方面からの通勤客の流れにも大きな変化が見られる。