かしわ飯は炊きたての熱々はもちろんのこと、おにぎりやお弁当にして「完全に冷めた状態」でも抜群の美味しさを保ちます。これには明確な理由があります。
下煮の段階で溶け出した鶏肉の上質な脂が米粒の表面を均一に覆うため、時間の経過による米のでんぷんの老化(パサつき)を抑制します。さらに、甘辛い醤油だれが冷える過程で米の内部へじっくり浸透し、味が落ち着いてまろやかさが増すのです。お弁当に詰める際は、炊き上がりにうちわで軽くあおいで粗熱を取り、余分な蒸気を飛ばしてから握ると、べたつきを防いで極上の口当たりが持続します。
気になるかしわ飯のカロリーは、お茶碗1杯(約150g)あたり約260〜290kcalが目安となります。白米1杯(約230kcal)と比較するとやや高めですが、ごぼうや椎茸による豊富な食物繊維と、鶏肉の良質なたんぱく質を同時に摂取できるため、栄養バランスの観点からも非常に優秀な主食と言えます。カロリーを抑えたい場合は、鶏皮の量を適度に調整するか、油揚げの油抜きを丁寧に行うのが効果的です。