フィンランド国内でも、南部に位置する首都ヘルシンキと、北極圏に位置するラップランド地方(ロヴァニエミやイナリなど)では気候条件が大きく異なります。行き先に応じた装備のチューニングが必要です。
■ ヘルシンキ(南部)の冬の傾向と服装
12月〜2月のヘルシンキは、平均気温がマイナス5度〜マイナス10度前後。バルト海からの海風が吹き付けるため、体感温度は数字以上に低くなります。ただし、街歩きやショッピング、美術館巡りなどで屋内外の出入りが多いため、ミドルレイヤーで細かく温度調節ができる構成が適しています。足元は石畳が多く凍結しやすいため、滑り止め付きの防寒ブーツが欠かせません。
■ ロヴァニエミ・サーリセルカ(ラップランド地方)の注意点
北極圏に位置するエリアでは、真冬にはマイナス20度〜マイナス30度に達する極寒の世界になります。特にオーロラ鑑賞では、夜間の雪原で数時間じっと待機するため、一般的な街歩き用アウターでは冷気が浸透して耐えられません。
こうした極寒エリアのアクティビティ(犬ぞり、スノーモービル、オーロラツアー)に参加する場合は、現地のアクティビティ会社が提供している防寒着(サーマルオーバースーツ)のレンタルを積極的に利用するのが賢明です。厚手の防寒つなぎ、極地用スノーブーツ、大型ミトンなどを一式借りられるため、日本から過度にかさばる極地用装備を持ち込む負担を大幅に減らせます。