どれだけ学科試験の成績が優秀であっても、防大の門をくぐれるとは限らない。一次試験の筆記を突破した後に待ち受けるのは、身体検査や口述試験(面接)、そして厳格な適性検査だ。集団生活に適応できる協調性、強いストレス下でも冷静な判断を下せる精神力、そして何より「国を守る」という強い使命感が厳しく問われる。
予備校の関係者は「偏差値の数字だけで合格可能性を測るのは危険だ」と警鐘を鳴らす。筆記試験でA判定を取りながらも、面接や身体検査で不合格となるケースは毎年後を絶たない。まさに、知力と人間力の双方が極限まで試される入試サバイバルなのだ。