「近所のスーパーに行っても全然売っていない」「もしかして生産終了?」そんな悲鳴が毎年夏になるとSNSを駆け巡る。特に情報拡散の主舞台となるX (旧Twitter)では、棚が空になった写真とともに焦りの投稿が相次ぐのが風物詩のようになってしまった。
しかし結論から言えば、販売停止という噂は完全な誤解である。製造元である森永製菓株式会社の公式発表や取材に応じた流通関係者の証言を総合すると、ブランド自体が終了する予定は一切ない。ではなぜ、これほどまでに買えない事態が多発するのか。理由は至ってシンプル、需要の爆発的増加に工場での生産ライン調整が一時的に追いつかなくなるためだ。
記録的な猛暑に見舞われた今シーズンも例漏れず、猛暑日数が更新されるたびに全国の注文数が激増。物流のボトルネックも手伝い、一部地域や店舗で欠品状態が集中した。つまり「売れすぎて買えない」状態が「販売停止」という誤った都市伝説にすり替わって拡散されたのが実情である。