「オートロック完備のマンションだから不審者は入ってこない」という認識は、防犯のプロから見れば極めて危険な思い込みです。現場の居住者や防犯アドバイザーの証言を検証すると、日常の中に潜む無数の隙が浮かび上がってきます。
実際に集合住宅に住む住民への聞き取り調査やコミュニティの声では、以下のようなリアルな実態が日常化していることがわかります。
- 「後ろから住人のような顔をしてついてこられたら、気まずくて扉を閉められない」
- 「エレベーター内でスマホに夢中になっており、誰が後ろに乗ってきたか見ていなかった」
- 「エレベーターの防犯カメラは録画されているだけで、リアルタイムで誰かが見守っているわけではないと後から知った」
犯罪者はまさにこの「住人の遠慮」や「日常の油断」を狙っています。オートロックはあくまで侵入のハードルを一段階上げるだけの物理的仕掛けに過ぎず、共連れ(テールゲーティング)によって容易に無力化されてしまうのが実態です。