地殻の異変を人間が感知するというテーマは、古くからエンターテインメントの世界でも人々を魅了してきた。金字塔として名高い映画『日本沈没』では、劇的な地殻変動に伴う自然環境の異変や人間の心理的葛藤が臨場感たっぷりに描かれ、災害の恐怖と前兆現象への関心を世に強く植え付けた。
現代において、こうした噂や前兆情報は主にYouTubeをはじめとする動画配信プラットフォームやSNSを通じて瞬時に拡散する。個人が自らの耳鳴り体験と震災の発生タイミングを合致させたと主張する動画が大きな話題を呼ぶ事例も珍しくない。しかし、的中した事例ばかりが注目され、外れた膨大な記録が忘れ去られる「確証バイアス」が働きやすい点には注意が必要だ。