現在、日本国内で急増する危ないアリの脅威は新たな局面を迎えている。ヒアリをはじめとする特定外来生物の最新被害状況を分析すると、刺傷事故の多くは農作業中、ガーデニング中、あるいは公園での憩いの時間に発生していることが判明した。もし万が一、これらの外来毒アリに刺されてしまった場合、命に関わるアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を防ぐための緊急対処法を頭に叩き込んでおく必要がある。
刺された直後は熱湯で火傷を負ったような激しい激痛と痒みが生じ、数分から数十分で水疱(うみをもった膨らみ)が形成される。まず行うべきは、慌てず冷静にアリを払い落とし、局所を清潔な水で洗い流して安静にすることだ。その後20分から30分程度は体調の変化を極めて慎重に観察しなければならない。もし息苦しさ、じんましん、めまい、激しい嘔吐などの全身症状が現れた場合は、迷わず119番通報を行い、救急隊員に「毒アリに刺された可能性がある」と明確に伝えて緊急搬送を要請してほしい。