メインの花言葉である「くじけない心」の由来は、ネギが持つ極めてタフな生命力に直結しています。ネギは寒さや暑さ、病害虫に強く、強風で茎が折れたり倒れたりしても、自らの力で再び太陽に向かって立ち上がる性質を持っています。過酷な環境でも根を張り続けるその逞しい姿が、困難に立ち向かう人々の心と重なり、この花言葉が定着しました。
もう一方の「微笑み」「愛嬌」という花言葉は、開花期のネギ坊主の見た目に由来します。ネギの花の開花時期は4月中旬から6月上旬頃の春から初夏にかけて。先端にポツンと乗った丸いつぼみが徐々に膨らみ、帽子を脱ぐように薄皮を破って小さな白い花を一斉に咲かせる様子は、まるで無邪気に微笑んでいる子どもの顔のようでもあります。そのユーモラスで愛嬌たっぷりな佇まいが、古くから農家や市井の人々に親しまれてきました。
なお、ネギの花は10月11日や11月21日の誕生花としても知られています。秋冬のネギがもっとも甘みを増す旬の時期、あるいは新たな命を宿す準備を整える節目として選ばれており、大切な人へのちょっとしたユニークな贈り物やメッセージカードの小ネタとしても重宝されています。