伝統的な保全活動に新しい風を吹き込んだのは、地元にUターンしてきた若者や学生たちだった。彼らはスマートフォンで簡単に水質データや珍しい生き物の目撃情報を共有できるオープンマップを制作。散歩感覚で誰でも環境調査に参加できるシステムを構築した。
「敷居を下げたことで、小学生からお年寄りまでゲーム感覚でデータを集めてくれるようになった」とプロジェクトの企画者は語る。アナログな地道な掃除と、デジタル技術を融合させたこのアプローチは、人手不足に悩む全国の地方自治体からも「次世代の地域保全モデル」として問い合わせが相次いでいる。