長年にわたって日本の夜を彩ってきた「土曜ワイド劇場」の枠組みにおいて、テレビ朝日と東映の黄金タッグが送り出してきた作品群は、常に日本のテレビドラマ業界をリードしてきた。なかでも『再捜査刑事 片岡悠介』シリーズは、伝統的なトラベルミステリーやサスペンスの要素を継承しながら、現代的な切れ味を加えた傑作として評価が高い。
重厚なロケーション撮影や細部までこだわり抜かれた美術セット、そして視覚的な緊張感を演出するカメラワーク。東映が長年培ってきた映像制作ノウハウと、テレビ朝日のエンターテインメント性が高次元で結実したからこそ、時を経ても色褪せない名作が誕生したと言える。