なぜシェービング後に髪の再生が止まってしまうのか。第一の要因として挙げられるのが、毛根が長期間の休眠状態に入る「休止期脱毛症」だ。頭皮への物理的な刺激や急激な環境変化、あるいは身体的・心理的ストレスが引き金となり、通常であれば成長期へ移行するはずの毛包が休止期のまま固着してしまう。
第二の要因は、潜在的だったAGA(男性型脱毛症)の顕在化である。髪を伸ばしていた時期には毛量の低下に気付かなかったものの、一度スキンヘッドにすることでAGAの進行が白日のもとに晒され、休止期に入った毛髪が二度と生えてこないように感じられるのだ。
そして第三の要因が、直接的な頭皮ダメージだ。カミソリによる角質層の過度な削り取りや刃物による微細な炎症、さらには髪という遮蔽物を失った頭皮が直射日光(紫外線)に晒されることで、毛包周辺の深部組織が慢性的なダメージを受け、発毛の毛母細胞が著しく弱体化してしまう。