昨今の材料費高騰に伴い、新品の規格材を購入する代わりに端材を安価に調達して創作に充てる動きが広がっています。端材は通常価格の数分の一から数十円単位で手に入るため、コストを抑えたいクリエイターにとって強力な味方です。
手軽に入手できる代表格が、大手ホームセンターの工作室周辺に設置されている「端材コーナー」や「端材詰め放題イベント」です。カインズやコーナン、コメリなどの大型店舗では、木材カットサービスで発生した様々な樹種・寸法の木切れをワゴンに集約し、1袋数百円で販売しています。中には普段手が出しにくい無垢材や集成材が紛れ込んでいることも珍しくありません。
木材以外の素材でも端材マーケットは活況を呈しています。透明度やカラーバリエーションが魅力のアクリル端材の購入は、オンラインショップやレーザー加工専門店の直販サイトでアクリル詰め合わせセットとして流通しており、ディスプレイ制作や推し活グッズの自作派から高い支持を集めています。
さらに、地域の製材所や家具工房、工務店が「ご自由にお持ち帰りください」と店頭で端材の無料引き取りを実施しているケースや、地域情報プラットフォーム(ジモティーなど)を活用して近隣の作業現場から端材を譲り受けるルートも定着しています。