被害を拡大させているもう一つの要因が、生成AIを悪用した架空の「特設VIPデッキ」のPR画像だ。湖上に浮かぶ優雅な有料鑑賞スペースや、高級シャンパン付きの観覧プランなど、実在しない架空のレイアウトがSNS上で極めて精巧に描かれている。
実行委員会の担当者は「三市での同時開催という新しい試みゆえに、現地にどのような観覧エリアが設置されるか市民も把握しきれていない。その盲点を狙われた」と悔しさをにじませる。実際には許可されていない立ち入り禁止区域が、あたかも有料席であるかのように販売されていたケースも判明した。