馬場育三さんは1965年11月1日生まれ、東京都出身。1996年、若き日の降谷建志と桜井誠がバンドを結成する際、メンバー募集のオーディションを通じて最年長メンバーとして加入しました。年の差を感じさせない情熱と豊かな音楽的バックボーンで、結成初期の荒削りなサウンドを強固なグルーヴで支え上げました。
そんな彼の音楽人生において、最大の試練となったのが2011年に発症した「左腕橈骨(とうこつ)神経麻痺」です。朝起きると突如として左腕が全く動かなくなり、指先で弦を押さえることすらできなくなるという、ベーシストにとって致命的な病魔に襲われました。
一時は引退の危機すら囁かれる中、彼は諦めることなく壮絶なリハビリと治療に専念。ピック弾きへのフォーム変更や特注ギプスを装着して猛練習を重ね、同年末の『COUNTDOWN JAPAN 11/12』で奇跡のライブ復帰を果たしました。病をねじ伏せてステージに立ったその不屈の精神は、多くのオーディエンスに勇気を与えました。