豆乳売り場に並ぶパックを見て、どれを選べばよいか迷った経験は誰にでもあるはずです。日本農林規格(JAS規格)において、豆乳は主に「無調整豆乳」「調製豆乳」「豆乳飲料」の3区分に厳格に分類されています。
無調整豆乳は大豆と水のみで作られ、大豆固形分が8%以上含まれるものを指します。砂糖や油分が一切添加されていないため、大豆本来の濃厚な栄養素(大豆イソフラボン、植物性タンパク質、大豆サポニンなど)を丸ごと摂取できる反面、大豆特有の「エグみ」や「青臭さ」をダイレクトに感じやすいのが特徴です。
一方の調製豆乳は、大豆固形分が6%以上で、植物油脂や砂糖、食塩などを加えて飲みやすく味を整えたものです。牛乳に近いマイルドなコクがあり、初心者でもストレートで飲みやすい仕上がりになっています。しかし、糖質や脂質が若干高くなるため、日常的に糖質制限を行っている方や素材にこだわりたい層からは、無調整豆乳を自分で美味しく割って飲むスタイルが圧倒的な支持を集めています。
味のベースとなる大豆固形分の濃度が異なるため、料理やドリンク作りに応用する際も、この2つの違いを把握しておくことが失敗を防ぐ第一歩です。