近年、日本豆腐協会をはじめとする食品産業界全体が注視しているのが、消費者の健康志向や高タンパク志向に伴う「高密度・濃厚豆腐」の需要拡大だ。水分を極限まで絞った豆腐は、海外のプラントベース(植物由来)フード市場でも注目を浴びており、手軽にプロの味や満足感を再現したいというニーズは年々高まっている。
高価な市販の濃厚豆腐を購入しなくても、手頃な豆腐をレンジで適切に水切りすれば、家庭で手軽に満足感の高い食感を作り出すことが可能だ。水分を適度にコントロールすることは、味が薄まるのを防ぐだけでなく、調味料の使用量を減らせるため減塩やヘルシーな食生活にも直結する。なお、水切りによって絞り出された水分には大豆の栄養素が溶け込んでいるため、味噌汁やスープの出汁として再利用するのが賢い活用法だ。