東京エレクトロンの将来性に死角?生成Ai特需と株価の行方【2026】

東京エレクトロンの将来性に死角?生成Ai特需と株価の行方【2026】

東京エレクトロンの将来性に死角?生成Ai特需と株価の行方【2026】についての真相をお届けします。

懸念材料があるにもかかわらず、同社がグローバル市場で圧倒的な存在感を放ち続ける理由は、替えの利かないポートフォリオにあります。半導体製造装置の市場動向を見渡しても、主要4工程(成膜、塗布・現像、エッチング、洗浄)のすべてでトップクラスのシェアを誇る企業は世界でも極めて稀です。

特にEUV(極端紫外線)露光装置と連動するコータ・デベロッパ(塗布現像装置)では世界シェア約9割と、競合を寄せ付けない事実上の独占状態を構築しています。また、ウエハの表面を削るエッチング装置や洗浄装置でも高いシェアを堅持しています。

グローバル競合と比較すると、それぞれの立ち位置が鮮明になります。

露光装置で独占的地位にあるオランダのASML、成膜やCMP装置で世界トップの米アプライドマテリアルズ(AMAT)、エッチング装置で激しくしのぎを削る米ラムリサーチなど、海外のメガプレイヤーがひしめく中で、東京エレクトロンは「複数工程にまたがる統合プロセスの提案力」と「顧客工場の現場に入り込む手厚いフィールドエンジニアリング」を武器に強固な参入障壁を築いています。

山下 哲也
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山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。