現場スタッフや代理店関係者への取材で見えてきたのは、二極化が進む生々しいギャラ事情だ。現在、地上波プライム帯の連ドラ主演におけるトップ層の相場は、1話あたり250万〜350万円前後。これだけでも破格だが、巨大資本がバックにつく海外配信プラットフォームのオリジナル作品となれば話は別だ。1作品あたりのギャラが数千万円単位に跳ね上がることも珍しくない。
もちろん、高額な出演料に見合うだけの厳しい現場評価が伴う。最新の撮影現場から漏れ聞こえる裏話によれば、評価の高い女優ほどカメラが回っていない場面での立ち振る舞いが洗練されているという。過酷なロケ現場でもNGを出さずにNGの理由を即座に分析する理解力、共演者や若手スタッフをさりげなく気遣う気配り。単なる知名度だけでなく、制作チーム全体のモチベーションを引き上げるプロフェッショナリズムこそが、高額なギャラを維持する最大の理由だ。