農園の命とも言えるのが「土」だ。ここで行われている作物体へのアプローチは、一般的な観光農園の想像を遥かに超えている。微生物の力を最大限に生かした自家製堆肥を贅沢に投入し、根から力強く栄養を吸収できる環境を長年かけて構築してきた。
その結果生まれたのが、糖度が高く酸味とのバランスが絶妙な完熟いちごだ。春先にかけて旬を迎えるイチゴハウス内は、まるで甘い宝石箱のような空間。一口かじれば、口一杯に広がる濃厚な果汁と豊かな芳香に誰もが驚かされる。化学肥料に頼り切らない自然の恵みそのものの味わいは、一度体験すると忘れられない舌記憶となる。