現場を訪れた観光客のレビューや独自取材から浮かび上がるのは、野生動物と間近で対峙する圧倒的な感動と、自然環境の厳しさに対するリアルな本音です。
訪日外国人観光客からは、「柵やガラス越しではなく、目の前数十センチの距離で自然体のサルが暮らす姿に言葉を失った」「雪景色と温泉という日本の美学が凝縮されている」と絶賛の声が寄せられています。サルたちは長年の適切な距離感(触らない、餌を見せない・与えないルールの徹底)によって人間を敵とも餌の供給者とも認識しておらず、人間を完全に空気のように無視して日常の営みを続けています。この独特の距離感が、世界最高峰の観察環境を生み出しています。
一方で、国内の旅行者からは「駐車場からの雪道が想像以上に長く、吹雪で靴が濡れて芯まで冷えた」「小さな子ども連れや高齢の親を連れての雪道歩きはかなり過酷だった」という率直な反省点も多く報告されています。公苑側スタッフの証言でも、「スーツケースを転がしながら雪道に入ろうとする方や、薄着で凍えている来訪者が後を絶たない」との指摘があり、観光地化されたテーマパーク感覚で訪れると手痛い洗礼を受けることになります。