「curiosity」という単語の深みは、その語義の歴史に色濃く表れている。古代ラテン語「curiosus(入念な、細心な)」から派生した歴史を紐解くと、それは単なる「珍しい物好き」とは一線を画す。対象をじっくりと観察し、手間を惜しまず関わり続ける態度のことだ。
ビジネスの最前線で求められるイノベーションも、まさにこの精神から立ち上がる。型通りの市場調査やフレームワークだけでは捉えきれない顧客の揺らぎや不満。そこに気づくのは、常に周囲に対して強い関心を抱く人間だ。好奇心とは感性の問題にとどまらず、思考を駆動させるエンジンそのものである。