彼女のプレイ体験は、周囲の想像を遥かに絶するものだった。仕事を終えて帰宅すると、衣装を脱ぎ捨ててゲーム機の前へ直行する。睡眠時間を削ってプレイするのは日常茶飯事。「一日に十数時間遊ぶこともザラだった」というから驚きだ。
特にファンや関係者の間で語り草になっているのが、ゲームに対する徹底したこだわりだ。リセットボタンを押してやり直すことを極度に嫌い、仲間が倒れれば全滅を甘んじて受け入れる。全財産が半減しようとも、セーブデータからやり直すような「ズル」は一切認めない。勝負師としての生真面目さと美学が、ゲームの画面越しにも色濃く表れていた。プレイ中の喜怒哀楽は激しく、画面に向かって本気で大声を出し、時には悔し涙を流すこともあったという。