結論から明かせば、ダイオウイカの味は「刺激臭を伴う強烈な塩辛さと薬品のようなえぐみ」に支配されています。一般的なスルメイカやアオリイカのような甘みや旨味を期待して口に含むと、一口噛んだ瞬間に鼻腔を突き抜ける刺激臭と、舌が痺れるような感覚に襲われます。
肉質そのものは水分を多く含んでおり、一見すると柔らかくみずみずしいホタテやイカの切り身のように見えます。しかし、咀嚼した途端にじわじわと染み出してくるのは、濃厚な旨味ではなく「高濃度のアンモニア水と高濃度の塩水が混ざり合った液体」です。後味には重度のえぐみが残り、飲み込むことすら躊躇われるレベルの不快感が口内全体を満たします。
このように、見た目と味覚の凄まじいギャップこそが、ダイオウイカが「まずい」と断言される最大の理由です。