現場で実際に使われる主力車両について、公道走行時と作業時でどのような資格が必要になるのかを整理しました。
1. ホイールローダー(タイヤショベル)
道路の維持管理や除雪、建設現場で広く使われるホイールローダー。大型規格の車体を公道で移動させるには大型特殊免許が必要です。現場で土砂の掘削や運搬・積み込みを行うには、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習の修了が義務付けられています。
2. ラフテレーンクレーン(ラフター)
不整地走行性に優れた自走式クレーン車。大型特殊免許があれば現場への自走移動が可能ですが、アウトリガーを張り出してクレーン作業を行うにはクレーン・デリック運転士免許(吊り上げ荷重5トン以上)が必要になります。
3. フォークリフト
工場や港湾で重宝されるフォークリフト。工場間の公道を荷物を積まずに移動走行する際は、車体サイズに応じて小型特殊または大型特殊免許が必要です。荷役作業を行うにはフォークリフト運転技能講習(最大荷重1トン以上)が求められます。
4. ロードローラー
アスファルトの舗装や地盤の転圧に用いる締固め用機械。公道を自走する際は大型特殊免許、道路工事現場で転圧作業を行うには締固め用機械特別教育の受講が必要です。
5. 農耕用大型トラクター
作業機を装着した状態で車幅が2.5mを超えるものや最高速度が35km/h未満の大型トラクターは、農耕車限定の大型特殊免許でも公道走行が可能です。作業機を装着して公道を走る際は、灯火器類の増設や運行速度の制限など国土交通省の保安基準適合条件を守る必要があります。