大丸京都店が近年進めてきた大規模改装は、館内全体の回遊性と滞在価値を飛躍的に高めました。特に注目すべきは、屋上スペース「ことほっとPARK」の新設や、各フロアにおける体験型テナントの拡充です。従来の「目的買い」中心の空間から、緑を感じながら休息し、知的好奇心を満たす複合空間へと変貌を遂げています。
全館のフロア構成を俯瞰すると、明確なコンセプトに基づいたゾーニングが徹底されています。地下1階の食料品フロアから最上階まで、利用者の動線に沿ったフロアマップの要点は以下の通りです。
- 地下1階(ごちそうパラダイス):京都の老舗銘菓、全国の人気パティスリー、生鮮・惣菜がひしめく関西屈指のデパ地下グルメエリア。
- 1階〜2階(コスメ・ラグジュアリー・インターナショナルブティック):国内外のハイエンドブランド一覧が並び、最新ビューティーカウンターが充実。
- 3階〜5階(レディス・メンズ・ライフスタイル):上質な日常着から京都の伝統工芸、現代作家のクラフトまで、洗練された品揃えを展開。
- 6階(宝飾・時計・美術画廊・ギフトサロン):外商顧客にも対応する格式高いサロン機能と文化発信の拠点。
- 7階(催事場・イベントホール・商品券):季節ごとの物産展や文化催事が開催されるエンタメスペース。
- 8階(レストランフロア&屋上広場):京都の名店が集結する飲食ゾーンと、開放感あふれる緑化テラス。
新店舗の誘致においては、地元京都の実力派ロースタリーやサステナブルを意識したライフスタイルショップが新たに加わり、従来の百貨店顧客層だけでなく若い世代やファミリー層の流入が顕著に見られます。