大人になったひまわりの設定で最もファンを驚かせたのが、その職業です。劇中で明かされた彼女の肩書は、なんと「国際警察(ICPO)」所属の警察官でした。ネオヒロシマの巨大複合企業「金有電機」の会長である金有増蔵の悪事を追う潜入捜査官として、最前線で単身戦っていたのです。
一見すると突飛なキャリア選択に思えますが、制作陣が練り上げたキャラクターの文脈を丁寧に読み解くと、極めて整合性の高い着地点であることが分かります。
幼少期のひまわりを振り返ると、高級ブランド品や貴金属(光り物)への異常な執着、魅力的な男性(イケメン)に対する鋭敏な嗅覚、そして兄のしんのすけ顔負けの脱走劇や突進力を幾度となく見せてきました。国際警察という職業は、巨額の資金が動く国際犯罪組織の追跡や、危険な現場を切り抜ける強靭なメンタリティ、世界を股にかける行動力が不可欠です。幼い頃の欲望とバイタリティが、成人する過程で「悪を挫き、巨悪の資金源を暴くタフな正義感」へと昇華されたと解釈できます。
また、作中での大人ひまわりの年齢設定はおよそ20歳〜21歳と推定されています。しんのすけが5歳から25歳前後になっている時間軸(約20年後の未来)であるため、0歳児だったひまわりは成人を迎えたばかりの若きエリート捜査官として現場に配属されていた計算になります。