現在、代表取締役会長を務める大林剛郎氏は、一族の4代目として長年にわたりグループの精神的支柱であり続けている。文化芸術への造詣も深く、大林財団を通じた都市研究への助成など、企業の社会的責任(CSR)やメセナ活動においても独自の存在感を発揮してきた。
しかし、どのような名門企業であっても避けて通れないのが「後継者問題」である。次世代へのバトンタッチをいかに進めるのか。創業家の血を引く次世代リーダーを全面に立てるのか、それとも社内から叩き上げた生粋のプロ経営者に完全移譲するのか。経営陣の若返りとガバナンス強化が叫ばれる中、一族がどのような決断を下すのかに業界内の熱視線が集まっている。