大江麻理子というアナウンサーの魅力を語る上で外せないのが、かつてさまぁ〜ずの二人と掛け合いを見せた『モヤモヤさまぁ〜ず2』での活躍だ。飾らない素顔、予想外のハプニングにも笑顔で応じる柔軟性、そして街の人々に寄り添う温かい眼差し。あの時代に培われた「人間の生身の魅力に惹きつけられる感覚」は、現在の経済報道でもいかんなく発揮されている。
経済ニュースは得てして数字や理論に偏りがちだ。しかし、大江が届けるニュースには常に「そこに生きる人間」の温もりがある。地方の小さな町工場の技術革新を取り上げるときも、巨大IT企業のトップにインタビューするときも、根底にあるのは街歩き番組時代と変わらない人への好奇心だ。このバランス感覚こそが、堅苦しくなりがちな経済番組を幅広い層に届ける架け橋となっている。