番組の歴史を語る上で欠かせない拠点が、茨城県常総市にある石田家の自宅だ。水害をはじめとする数々の困難を乗り越えてきたあの場所で、父・石田晃さんと母・石田千惠子さんは、それぞれのペースで第二の人生を歩んでいる。大所帯を支え抜いた怒涛の年月を終え、現在の夫婦関係は「適度な距離感」を保ちながらお互いを気遣うという、成熟した大人のあり方を見せている。
かつては威厳ある父親として家を仕切っていた晃さんも、退職後は穏やかな表情が増え、長年の取材スタッフとお茶を飲みながら人生を語り合う姿が印象的だ。一方、千惠子さんも自身の実家での介護生活や地域での活動を通じ、自分自身の生き方を再発見している。お互いに無理をせず、別々の時間を持ちながらも、要所では固い絆で結ばれている二人の姿は、熟年夫婦の新たなロールモデルとして視聴者の深い共感を呼んでいる。