店舗改革を推し進める株式会社大戸屋ホールディングスは、顧客の滞在価値向上と店舗オペレーションの効率化を狙い、セルフドリンクバーサービスの導入を推進してきた。
従来の定食屋からカフェ感覚での利用まで視野に入れたこの試みは、若い世代やファミリー層から支持される一方、昔ながらの接客を愛する常連客の間では賛否が分かれる。有料ドリンクバーをセット注文した場合の価格は手頃に抑えられており、定食と一緒に楽しむ本格コーヒーやソフトドリンク、さらには多彩な茶葉が用意されている。
人手不足が深刻化する現場において、スタッフの巡回給茶にかかる負担を軽減することは死活問題だ。省人化で浮いたリソースを料理の品質管理や仕込みへ集中させる構造転換が、ドリンクバー導入の背景には存在する。